血管の奇形

巡回診察をする医師たち

脳動静脈奇形は、一種の血管の奇形で、年齢とともに大きくなると言われておりますが、原因は不明とされております。脳動静脈奇形は脳の内部や表面など様々な場所に起こりやすいです。症状として、一番危惧されるのが、脳内出血です。半身麻痺となり、高次脳機能障害、感覚障害などの障害を生じ、日常生活動作や歩行困難、重度であればベッド上生活を余儀なくされます。また、てんかん発作や、くも膜下出血も起こることがあるとされております。どれも自覚症状としては、頭痛や吐き気、嘔吐などがあります。気になる症状などがあれば、検査のトレンドとして、造影剤を用いた頭部CT検査、頭部MRI検査、脳血管撮影や、てんかん発作がある方は脳波検査も行い診断します。

脳動静脈奇形と診断された際の治療方法としては、やはり外科手術を行い脳動静脈奇形の摘出が良いです。しかし、手術をするにあたっては、奇形部位の大きさや場所、年齢や既往歴、他にもリスクを抱える病気を合併していないかを慎重に判断していく必要性があります。もし、それで手術が困難であると判断された際には、ガンマナイフによる放射線治療や、血管内の治療による塞栓術などが選択される場合もあります。また、脳内出血やくも膜下出血をすでに発症されてしまったら、理学療法や作業療法および言語聴覚のリハビリサービスを受け、麻痺の機能回復や日常生活動作訓練、歩行動作訓練、言語訓練、嚥下訓練などを実施し状態改善をしていく必要性があります。